2014年3月26日水曜日

アマルティア・センの考え方

アマルティアセンの考え方について

普遍的価値としての民主主義 と言う章のなか

の 文章(ページ123)
ーーーその点をはっきりさせるために、私たち

は方法論にかかわる問いから始めましょう。普

遍的な価値とは何であるのか? ある価値が普

遍的であるとみなされるためには、すべての人

々の合意が必要なのか?という問いです。
 もしすべての人々の合意が必要とされるなら

ば、普遍的な価値というカテゴリーは中身が空

も同然です。なぜならば、これまでに誰も反対

したことのない価値など私は知らないからです

。あるものが普遍的な価値を持つとみなされる

ために、すべての人々による普遍的な合意は必

要でないと、私は論じたいと思います。 ある

のもに普遍的な価値があるという主張は、世界

中の誰もがその価値を認める理由があるにちが

いないと言うことなのです。ーーーー

 難解な文章ですが、センの考え方の基本だと私

は思っています。 普遍的な価値は最初から存

在しているものではない。議論や経験や考える

ことによって普遍的な価値ができあがるものと

言っていると 私は理解しています。



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