2020年6月30日火曜日

本 ダンマパダ 今枝由朗訳

p127 (276)
励みつとめよ。修行を完成した人(ブッダ)は、ただ道を説いただけである。
この道を歩み、心を修養する人は
悪魔の束縛から逃れる。


ブッダはキリストのような救世主ではないと書いてある。

2020年6月28日日曜日

本 ダンマパダ 今枝由郎訳

出家について書いてある。
p123 (266、267)
托鉢して食べ物を乞い受けるからといって
乞食なのではない。
あらゆる教えを乞い受けてこそ
乞食である

この世の善も悪も捨て去って
行いが清らかで
よく思索して生活する人
かれこそ出家修行者と呼ばれる


オウム真理教は出家修行者の集団のようであった。しかし 実際には ダンマパダで述べられているような出家修行者は いなかった。

2020年6月27日土曜日

本 はじめてのお写経 監修薬師寺 リベラル社

p22
般若心経の写経の仕方 howto本
般若心経の中に無と言う漢字が20回以上出てくる。漢字で中国から日本に伝わった般若心経

 無 の 現代語訳 は この本では 実体がない。と。


2020年6月26日金曜日

本 ダンマパダ  今枝由郎訳 トランスビュー発行」

p80
みずから悪をなせばみずから汚れみずから悪を慎めばみずから浄まる。
汚れるもの、浄まるもの、各自のおこないしだいであり 
人は他人を浄めることはできない。(165)

普通の人は ポア、成仏させる、慈悲は できないと かいてある。

2020年6月25日木曜日

本 ダンマパダ 今枝由郎訳

p56

礼節を守り、つねに年長者を敬う人には 寿命と美しさ 楽しみと力 この四つが増大する。(109)
素行悪く、心乱れて 100年生きるよりは 素行すぐれ 心静かに 1日生きるほうがよい。(110)

儒教のようだ。

わけのわからん屁理屈の論文を 読んでいるよりわかりやすい。直感的で 人の生き様を見て 素直に感想を述べているようにおもえる。




2020年6月19日金曜日

ダンマパダ

以前にダンマパダを読んだ時は あまりに断定的で 迷いがなく しっくりこなかった。 しかし 読み返してみると 素直に 心の中に 入っていく。むずかしい仏教用語はない。人々の暮らしの中で 感じた事を 詠んでいる。とおもう。
246 247には 有名な五戒のところが出てくる。漢文では
不殺生 不妄語 不偸盗 不邪婬 不飲酒。

口語 今枝由郎訳 
生きものを殺し
偽りを言い
与えられていないものを奪い
他人の妻と交わり
酒におぼれる人
かれはこの世において
自らの行いにより
自らの礎を掘りくずす。

普通のことが書いてある。 パーリ語でどんな響き方をするのか わからない。G7からCにコード進行するように 自然とそうなっていくようなものではなかろうか。決めたものではなく 自然に。


2020年6月15日月曜日

ダンマパダと俳句

ダンマパダは日本では法句経として知られている。 偈のかたちで 国家が違っても 声に出して伝承されている。 一つ一つが短いので 覚えやすいのかもしれない。 もともとは ブッダが亡くなって後にあって編纂された経蔵の 一部に載っている。経ニカーヤは長さで分類されていて 一番短いものをまとめた小部 クッダカニカーヤに載っている。 一方漢文の経蔵 阿含教典は ニカーヤとは少し違って分類され クッダカニカーヤが載っていない。 日本では友松円諦という方が 昭和9年3月にラジオで初放送された。(法句経講義、友松円諦著 講談社学術文庫 の 奈良康明という方の序文)
 大反響だったらしい。   
一方最近はダンマパダは人気がある。 スリランカ仏教会長老 A.スマナサーラ著 原訳 ダンマパダ「法句経」一日一話 俊成出版社 が 読みやすい。
 スマナサーラさんは 多分 そらで 言えるのだと思う。 私は パーリ語を唱えたこともないので ちんぷんかんぷん。その美しさがわからない。  パーリ語で 暗記できればきっと 美しさがわかるのかもしれない。 けれど 紀元前5世紀のインドの環境に浸るわけではないので 本当の良さはわからないだろう。  
 短くて 韻がある。偈。  なんだか 日本の17文字 俳句や川柳と 似ているような気がする。 俳句は覚えやすい。自分で作るときはいろいろ言葉を探す。 言葉を探しているうちに元の感動から違うところに行ってしまう時もある。 またそれが面白い。 言葉の持つ経験も人によって違うから、同じ俳句でも人によって感じ方も異なる。  きっとダンマパダの偈もそのように 人によって感じ方が違っていたのではなかろうか。けれど 何かしら美しく 人に伝えたくなるもの含んでいるのではなかろうか。 だから現代まで世界中に伝わっているのではなかろうか。
上座仏教事典 めこん発行

上座仏教事典 めこん発行

上座仏教事典めこん発行

上座仏教事典めこん発行

法句経 俊成出版社

原初経典 阿含経 増谷文雄著筑摩書房

 

2020年6月14日日曜日

本 ダンマパダ 片山一良著 大蔵出版

この本は正法眼蔵随聞記の言葉とともに ダンマパダが 紹介されている。
因果や法を 教えてくれる。  因縁 教え の 部分が 元の ダンマパダ とは 離れていっている様に 思う。 随聞記の 善悪に引っ張られすぎの様に思う。 私は 善悪は意識するものでは ない と 思っている。 教えを説く時 どうしても 脅迫したり 信じろと命令口調になったり 非現実世界が起こる事を 想像させたりします。 ダンマパダ自身は ありふれた 現実社会の 生き方を 素直に 示しているだけの様に 思います。 だから この本は読みづらい。

2020年6月13日土曜日

本 ダンマパタ 片山一良著 大蔵出版

この本の はじめにだ。
 このところ お薬師さん 観音さん 阿弥陀さん お願いの多い宗教らしい お経ばかり目にしていた。 お願いのない、宗教らしくないダンマパタが読みたくなったので アマゾンで買った。 この本のはじめにを読んでいると、 今のコロナ騒ぎと 同じようなことがずっと何度も起きていると書かれていた。 その通りだと思う。