2014年10月30日木曜日

想像お絵描き人間特有?

2014年10月28日京都新聞28面
-----想像お絵描き人間特有?チンパンジーと乳幼児比較
 3歳の幼児は目や鼻を正しい位置に書き込んだ。 チンパンジーは顔の輪郭だけの絵に目や鼻を描くことはできない。

 松沢教授は「 絵を描く行為に人間の認知能力が表れている。目の前にないものに思いをはせることは、言語の獲得と密接な関連があると考えられる」と話している。          (松尾浩道)------


 2歳の子を見ていつも上記の事を感じる。靴の先端の形をみて、右足の靴と左足の靴を正しい足に履くことができる。どんなに変装しようとドキンちゃんをドキンちゃんということができる。 トリはどんなトリでもトリ。お花はお花で葉っぱではない。 3歳になれば三角 四角 丸 を 言葉で言いながら書くことができる。スマホでもデジカメでもどこがシャッターで 押したらどうなる、触ったらどう足るかを認識している。4歳では写真に写ったトラクターをこの車はどんな車かと聞くことができる。 6歳は 共通項を見つけたりして解く因数分解は 教えれば得意である。 もっと大きくなれば定理をつかって新しい定理を証明することができる。構造化プログラミングで更に大きなプログラムも書くことができる。 一般相対性理論も存在している。

 私たち人間の脳は 一般化することが大きな仕事であるように思う。それは教えられるものではなく、もともと備わっている能力なのだろう。少ない神経細胞と増えつづけるシナプスを狭い前頭葉で効率よくはたらかせるためなのか。


 真理を求めることと同じ意味なのかもしれない。


数ⅡBの赤チャートのすべての問題を解答を見て解き方をながめる事を200回やること、と よくわかる数ⅡBの2問をゆっくり自分で解いたのと どちらが楽しいでしょう。 更にあらたな問題を解こうとしたときどちらの人が解くことができるでしょう。 もちろん後者だと思います。

 先に浄土の説明を聞いたとしても、阿弥陀仏を何万回となえても、自分で考えたものでなければ楽しくも何ともない。 私たち人間は よく考えることが 運命づけられていて、それが幸せなようなきがする。