お祈り
キリスト教では 天におられる神に 呼びかけから始まる。 そのあと感謝、懺悔などが続く。
浄土真宗では 南無阿弥陀仏 と 阿弥陀仏への呼びかけだけで あとはない。形式は単純だ。
上座仏教では まず世尊に敬礼。次に 三帰依 。仏法僧の3つに帰依する。と唱える。あとはいろいろ。
聖徳太子の十七条の憲法には 篤く三宝を敬え と 出てくる。三宝とは仏法僧だと言っている。593年ごろの 日本の仏教には 仏法僧が 存在するようだ。 しかし 平安中期 遣唐使廃止後 の日本の仏教は 変わってしまった。 仏は ブッダだけではなく 観音さん、阿弥陀さん。法は あるようでない。いろんなお経さん、論もいっぱい。 天才たちがとても難しくしてしまった。 僧は サンガだが 日本には 具足戒を授ける僧はおらず、一度もサンガが作られた形跡がない。 浄土真宗の僧侶は結婚をして子供を作り 世襲の寺がほとんどだ。
日本の仏教は 独自に発達してきた 日本仏教なのだ。 お祈り の 中身を見れば 明らかだ。