2022年6月30日木曜日

本 ヴァルター ベンヤミン ベンヤミンアンソロジー 山口裕之 編訳 河出書房

 知人が大学で哲学をとりベンヤミンを勉強したと言っていたので 読んでみることにした。

言語一般について また 人間の言語について と 興味の引くテーマだ。早速読んだ。

p9 この 「自己」こそが精神的本質である。これによってまず 自明のことと考えられるのは、言語において自己を伝達する精神的本質は 言語そのものではなく、言語とは区別されるなにかであるということだ。


ここで 思い出すことがいくつかある。

紀元前500年頃のブッダの時代の五蘊。眼耳鼻舌身。   紀元頃の般若心経の 無受想行識 無眼耳鼻舌身意。  現代の実画像とメタデータや メタバース。   哺乳類や人間にゆるされた言語を使ったコミュニケーション は 鳥類にも見られる事実。


などなど ベンヤミンが独自に見出したことのようにみえるが 大昔から 現代まで 多くの人が気づいていたことかもしれない。 そんなことを思った。 また私の連想ゲームだ。

2022年6月25日土曜日

youtube 喜納昌吉&チャンプルーズライブ1995東京

 

色々連想してしまった。証明ではない。

ギターのレッスンで マイナーペンタトニック と 言うスケール の 弾き方を習っていた。ヨナ抜きのスケール ファとシがない。スケールといえば ら抜きの沖縄音楽 ラがない。

沖縄音楽といえば 喜納昌吉ということで この youtubeを見ることになった。

熱狂と繰り返す短いフレーズ。 だ。 繰り返す短いフレーズといえば 南無阿弥陀仏、

般若心経のギャーテーギャーテーの部分、 スリランカの読経 サラナン ガチャーミの繰り返し、熱狂といえば 踊る念仏などなど  連想は尽きない。   


2022年6月22日水曜日

仏教の勉強会 総論 の まとめ

 記憶にとどめ 頭の中の交通整理をします。 あらたに 調べたりアイデアを出したりしたものはありません。人から 聞いたり 本を読んだりした ものを まとめただけです。  引用については 今までの仏教の勉強会ブログ に その都度書き込んでいます。 本: で 始まる記事が 引用に 相当します。

1 仏教 という言葉の 定義  宗教はなんですか ときかれて 仏教ですと 答えられるような 宗教religion という カテゴリーには入りません。 社会学や政治学の カテゴリーに入るかもしれません。  ブッダが発明したと思われる 2重社会のことを指します。 仏教とは ブッダが考えた2重社会の仕組み と 定義できる。

2 2重社会とは サンガ(出家集団)と在家のことです。 なぜ2重社会が必要と考えたか。人が困っていると訴えてきたとき ちゃんと答えてくれる 人々を養成するためです。

3 ブッダの生きていた2500年前の北インドでは 人が困っているとバラモンに相談するしかなかったが それが いい加減だと ブッダには見えていた。

4人々の困難 苦痛は 生活し生きていくことで生じでいる。 その苦痛 困難が 生じる仕組みを 知り 説明することによって それを取り除くことができると ブッダは考えていた。

5説明するためには 勉強が必要であり 自身が禁欲的な自分の利益を考えない人格が必要と考えた。 そのためには 労働も結婚もしていては 人から搾取したり 欲で人を縛ったりすることになる。 そこで 別社会である出家集団 サンガ を 作った。

6サンガは働かないので生きていくための食料がない。そこで 乞食をした。

7サンガは結婚しないのでサンガの人口が増えない。自然消滅する。 そこで在家から出家させてサンガのメンバーに取り込んだ。その取り込む儀式が具足戒である。 

8仏教が現代まで続いているのは 2重社会を作って 欲をコントロールしてきたからである。