2022年4月17日日曜日

本 口頭伝承論 川田順造 河出書房新社

 この本の 緒言

p9 だが 「無」文字社会という、文字をもつ社会の側からの「欠落」を指標とするネガティヴな規定は、そのように規定された社会がもっている、音、身体表現、図像等を媒体としたコミニュケーションの総体を、自立したポジティヴなものとして対象化する前提としてふさわしくないといえる。

これを 証明するために本書が書かれたと 私には思える。これから ゆっくり読もうと思う。

一方 口頭伝承になぜ 興味をもっとかと言うと、仏教の伝わり方に興味があるから。もう一つは口頭伝承でわざわざ文字を使わないというのは何故かという疑問だ。同じ時代に2つの勢力があって一方が強く、一方が弱い勢力とする。 弱い勢力は 口頭伝承で その勢力の歴史、考え方、後継者を残す方法、宗教などを 次世代に伝えて行けば 強い勢力から 侵略されず 残っていけるのでは無いかと考えたと 想像できるからだ。しかしそれを証明はできない。が例を上げることはできる。

1.日本列島におけるヤマト王権、日本政府と アイヌの関係

2.日本列島のヤマト王権と出雲神社を継承する家

3.北インドのバラモン既成勢力と新興ブッダ勢力 結集などの口頭伝承

4.バラモン強力口頭伝承既成勢力 と 文字を使うヒンドゥー化した大乗仏教の滅亡

5.この川田順造氏の研究されたアフリカ「無」文字社会

6.その後川田順造先生の弟子が いて 「無」文字社会 の 例を たくさん発見して その意義について もっと研究されているかもしれないという 期待もある。

2022年4月15日金曜日

本 ヤマト王権 吉村武彦著 岩波新書

 仏教の伝来 と 蘇我氏 という章

552年とか538年とか 仏教と神道とか 物部と蘇我の争い など を歴史で習っていたが 何を意味しているのか ちっとも考えていなかった。

 p161 したがって、厳密にいえば氏姓制度が成立していない時期の氏族名称はそれぞれの祖にあたる氏族集団の名として便宜的に使ってきたことになる。

 そうだと思う。 あまりに 日本書紀などの記述に引っ張られすぎだ。

552年とか538年とかは ヤマト王家に仏像や仏典が 朝鮮半島から送られたということに基づいているらしい。  王家や各氏族が朝鮮半島や中国の仏教を信仰したということではない。弥勒菩薩や観音菩薩、薬師如来、阿弥陀仏などなど 美術品を拝んで 神に天候を伺うように仏像に政治を伺っていたのかもしれない。 と 私の想像です。

 サンガや出家、在家 など 社会の2重構造3重構造の小乗仏教とは まったく縁遠い。  朝鮮半島から各地方出身の人々と仏教の関係はどうだったのか 、中国では 巨大な雲崗石窟なども作られている。かなり 仏教が浸透していたと考えたほうが良い。

2022年4月8日金曜日

本 ヤマト王権 吉村武彦著 岩波新書

 第5章 仏教の伝来と蘇我氏

この項目は仏教の伝来という意味を考える上で重要だ。一方この著者の説明は 想像ばかりで いろんな説があるということに 終始している。 それは ヤマト王権と蘇我氏が その時代の規制勢力として 存在していたことに 問題が あるからである。少し時代をさかのぼれば ヤマト王権も蘇我氏も朝鮮半島からの移民、渡来系移民の白猪、秦氏 とは 日本列島に移住してきた時期が少しだけ早かっただけのこと、朝鮮半島での居住地も少しは違うかもしれないが 大きな違いはない。  そのように 考えると 話は 自然に無理なく説明がつく。

2022年4月5日火曜日

2500年前の社会の構造

 強者集団と弱者集団の2重構造

 バラモンと非バラモンの集団

ブッダの考えた3重構造

 5戒のない欲の塊の集団

 5戒のある集団

  出家集団

  在家集団