2020年2月28日金曜日

本 慈覚大師円仁と行くゆかりの古寺巡礼 ダイヤモンドmook  ダイヤモンド社2013年3月発行

p103 入唐求法巡礼すごろく
5.1竹林寺惟正と惟暁、具足戒を受け比丘に(5.14)
円仁が唐に行った最大の目的が2人の弟子に具足戒をうけさせることだったのではなかろうか? 比叡山に出家サンガを作るために比丘が必要だった。足りなかったので弟子を連れて唐にわたったのではないか。と想像できる。
余談だがイナゴ大量発生食料不足 とある。現代のアフリカで起こっていることだがAD84年の黄河流域でも同じことが起こっていたとわかる。

2020年2月23日日曜日

本 日中関係史 エズラFヴォ―ゲル著 益尾知佐子訳 日本経済新聞出版社

この本には 学校で習ったこととちょっとだけ詳しいことが書かれている。
P97
江戸時代 明や清と外交関係がなかった徳川幕府が中国から隠元禅師をまねいて特別に萬福寺で日本の僧に勉強させている。下の写真は萬福寺で買ってきた文鎮だ。隠元書と。
現代まで中国の仏教ないし仏教文化は大切にされている。
通玄は私の名前の逆並びではあるが 萬福寺のある門の名前だ。

2020年2月22日土曜日

コピペ と 大乗仏教

NHKの文化講座で佐々木閑先生の講義を聞いていた時 日本仏教の多くは大乗起信論から出発している。誰がどこで大乗起信論を書いたのか いろんな説があるが最近やっと結論が出た。大竹晋がコンピュータ技術を駆使してその謎を解いた。と聞かされた。この言葉が正確かどうかは私の記憶による。 
 大乗起信論が古代のコピペの集まりで それを現代のコピペ技術が証明した。ということだ。 
大乗起信論を読む(春秋社)を著した竹村牧男さんと大乗起信論成立問題の研究(国書刊行会)を著した 子弟関係にある。

一方 どこの律かはわからないが論を論じてはいけないという決まりがある。しかし日本仏教は比叡山が仏教の中心であったころから大乗起信論を論じてきた。
 また日本にも世界にもできるだけ正確にコピーしようとする口伝の宗教はいくつもある。
ただ言えることは 続いているのが宗教 すぐに消えてしまうひらめきではない。

2020年2月20日木曜日

神という言葉

京都にいたころ あるキリスト教の勉強会で 神という言葉は明治のころに定義されたと聞いた。God を どう訳そうかと明治の人が悩んだそうだ。 現在 日本語の神は一応はgodと同じと考えられている。しかし 現代の日本語の神は いろいろなことを指していて 人によって意味していることが様々だ。人によって意味していることが様ざまな 神を分類したり特徴を示すことで 神や信仰が 人にとって何なのかが浮かび上がってくるかもしれない。 とりあえず 形の有る無しにかかわらず 存在しているあるいは存在していると感じているのが神や信仰だ。 god gods God 神 神様 神さん 仏 真理 ヤーヴェ アッラー キリスト 霊 悪魔 ギリシャ神話の神々 インドの神々 仏教の天 日本の八百万の神々 たのかんさ  神社にまつられる新しい有名人  その他 神とは呼ばれない神と人をつなげる存在(バラモン、霊媒師、預言者、いたこ、仏教の菩薩など)
とりあえず 今日はこれまでにしておこう。

2020年2月12日水曜日

本 日中関係史 エズラFヴォーゲル著 益尾知佐子訳 日本経済新聞出版社

p36 に 阿倍仲麻呂のことが書いてある。唐は国際的で阿倍仲麻呂は科挙に合格して唐の官僚になったと書いてある。ベトナムの総督を務めた。と書いてある。今の中国や日本では考えられないことだ。

 同じ大乗仏教の国だが日本は妻帯を許し、僧侶の後継がじ僧侶の子という関係の浄土真宗がうまれている。 日本は自分の子供を教育して世襲を大切にするということがよくわかる。中国は唐の時代から既に勉強したものが出世できる。たとえ外国人であろうとも。開かれた実力主義だ。
 子供に教育熱心なのはユダヤ人もそうだ。
少ない情報で勝手に判断するのはいけないことだが、一つのアイデアのメモだ。

2020年2月5日水曜日

本 21Lessons 河出書房新社

この本の はじめに だ。
私は歴史学者なので、人々に食べ物や着る物を与えることはできないけれど、それなりの明確さを提供するように努め、それによって世の中を公平にするてだすけをすることはできる。
上記のことは 仏教サンガの一員、出家者である。と言っていることに等しい。 一方 ほんの中身で仏教の記述をみると 仏教を一つのreligionとみなしているところが多い。中国や日本、タイ、ミヤンマーで発展した仏教をひとまとめにして考えていることも多い。
 しかし著者がしていることは2500年前の出家者のようにみえる。

AI将棋 マインドフルネス 瞑想 真理

ふと思った。
羽生九段が言っていた。私の勝手な解釈。AIは今まで自分の考えていなかった手を指してくれる。自分の使っていなかった脳の場所を教えてくれる。
 自分の勝手な解釈。マインドフルネス 瞑想 は 自分の心のなかを 覗く 方法。 
 自分の勝手な解釈。真理。五蘊からの最終到達点。マインドフルネス、瞑想はその途中で使う道具。
 心が真理かというと そうでもない。生きている人間にはみんな心を持っている。見えないので 同じとも違うともいえない。シャカは真理を求め因果の法を発見し阿羅漢となり 教えを人に説き 何も知るべきことがなくなって涅槃の状態になってブッダとなった。心が見えただけではブッダにはならない。

2020年2月3日月曜日

本 21 Lessons 河出書房新社

p 335  19lesson. 教育  変化だけが唯一不変

この言葉 ブッダの因果 法 に よく似ている。 その言葉が生み出された時代も場所も異なるのに。
 未来が予測できないから苦し紛れにそう言ったのだろうか。変化が早いと予測できなくて当然なのかもしれない。勉強してもおっつかない。
 この本全体に言えることかもしれないが 
  物質を消費すること 情報を受け入れる 立場 にたって 書かれたことが多いように思う。