日本列島への 大陸 朝鮮半島などからの 波状的 民族部族個人の移動 と 仏教の定義 に関して 近年 様々な 理解が 進んできた。
いぜんの 考え方で 書かれたのが タイトルに挙げた著書だ。 最近の考え方で行くと無理なく 説明できるようなことが沢山ある。
1最初から奈良や京都に天皇中心の国家が存在していたわけではない
2仏教伝来とはっきりしたものがあるわけではない。仏教を信仰する在家信者や単身の比丘が日本人列島に 波状的にやってきた。もちろん東国にもやって来た。
3 具足戒が行われ在家と出家という2重構造の社会を仏教としたと考えると すっきりゆく。
4具足戒が必要なく 得度や大乗戒で僧侶となれる仏教が 仏教と考えていては理解できないことがおおい。 それらは平安中期以降日本で独自に発達した仏教である。
5 日本独自の神仏混交があるが、それが成立していくのは 2で述べた仏教と各地に存在した神様信仰が 合わさっていったと考えると良い。
以上のことを念頭に置いてこの2冊を読んでいこうと思う。
ふと思った。具足戒をうけた 比丘であり 大乗仏教の僧侶である 人も あって良いかもしれない。在家の生活の中に精神だけが出家である存在が ありかもしれない。
返信削除読み進めるうち "考えられている" などと 想像ばかりの詭弁。特に神仏習合や神宮寺のことになると それが目立つ。多くが中央集権的仏教ありき の つじつま合わせに 集約できる。それ以上読み進めても 意味はないかも
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