2014年7月25日金曜日

私たちの社会の過剰同調的な特質

私たちの社会の過剰同調的な特質

 岩波新書 神々の明治維新 神仏分離と廃仏毀釈 安丸良夫 著

この本の ”はじめに” この作者の 伝えたいことが 確りと書かれている。 

"これら宗教的行為がふかい宗教性なしになされるのは、その由来からしても当然のことなのである。ふかい内省なしに、雑多な宗教的のものがほとんど習俗化して受容されている、といえよう。そして、ほとんど無自覚のうちにそのなかに住むことを強要してくる習俗的なものが優勢で、そこからはみ出すとおちつかなくなり、ついにはほとんど神経症的な不安にさえとりつかれてしまうところに、私たちの社会の過剰同調的な特質があるのであろう。 私たちの社会のこうした体質をつくり上げる諸契機として、どのような歴史的動因がはたらいていたのだろうか。神仏分離と廃仏毀釈についての歴史的な考察は、こうした精神史的な問いに、ささやかな手がかりを与えてくれるものと信ずる。"

 
 私には LINE、いじめ、明石家さんまや小堺一機の番組、 画一的なニュース番組 など、   社会の過剰同調的な特質が 見て取れる。

 時の権力者はそれを 利用し 政治を行っているのかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿