2014年8月12日火曜日

ナショナリズムと宗教


中島岳志 著 文藝春秋ライブラリー

この本インドのヒンドゥーナショナリズム運動について書いてある。 そのはじ

めに より

”民衆の多くは経済的にだけでなく、精神的にも文化的にも豊かな生活を送るこ

とを志向している。彼らは包括的な善き生のあり方を日常的実践のなかで追求し

ている。このような民衆レベルのモメントを、ヒンドゥーナショナリストたちは

「ヒンドゥー」、の名の下、政治的に回路づけようとする。彼らは単に一元的な

イデオロギーを上から強要するような活動によってではなく、多元的なチャンネ

ルを介してインド国内の多様な集談の欲求をヒンドゥーナショナリズムの政治的

指示へと翻訳しようと試みている。”

このような民衆のパワー、宗教観と 宗教の利用の仕方 は  日本の明治維新

と よく似ているように思われる。

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