中島岳志 著 文藝春秋ライブラリー
この本インドのヒンドゥーナショナリズム運動について書いてある。 そのはじ
めに より
”民衆の多くは経済的にだけでなく、精神的にも文化的にも豊かな生活を送るこ
とを志向している。彼らは包括的な善き生のあり方を日常的実践のなかで追求し
ている。このような民衆レベルのモメントを、ヒンドゥーナショナリストたちは
「ヒンドゥー」、の名の下、政治的に回路づけようとする。彼らは単に一元的な
イデオロギーを上から強要するような活動によってではなく、多元的なチャンネ
ルを介してインド国内の多様な集談の欲求をヒンドゥーナショナリズムの政治的
指示へと翻訳しようと試みている。”
このような民衆のパワー、宗教観と 宗教の利用の仕方 は 日本の明治維新
と よく似ているように思われる。
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