大乗仏教が漢字経典や仏像として日本に伝わっている。 一方テーラワーダ仏教は ほとんど偈の形で スリランカ、タイ、ミャンマーなどに伝わっている。 日本の浄土真宗は経典もあるが正信偈、と南無阿弥陀仏という一種の呪文で伝わっている。 真言宗は 経典は主に般若心経であるが 偈として 一般に広がっている。般若心経に意味を持たせているのは 僧侶や学者だ。
そういう意味で 言語と呪術 というタイトルの 本は 仏教の本質をついているのではないかという 期待を持たせる タイトルだ。
しかし、読み始めると 難しい。眠くなる。集中が続かない。 正確に、科学的に 展開しようとし、嘘や強調が少ない。 事実、引用、自分の考察を しっかり 分けて 書かれている。 言語と呪術は人類に同時に生まれ 言語と呪術の境目が ない が 生存目的だけではないある意味のある音声だった。 現代の科学の発達した社会において呪術はかなり隅に追いやられている。 というような 事が 書かれていると 私は想像している。 もっと、わかりやすい文章の展開はないものだろうかと 思ってしまうが 科学的には どうしても この表現になってしまうのかと 思ってしまう。
辛抱してゆっくり読むことにしよう。 けれど集中が続かない。
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