2022年6月22日水曜日

仏教の勉強会 総論 の まとめ

 記憶にとどめ 頭の中の交通整理をします。 あらたに 調べたりアイデアを出したりしたものはありません。人から 聞いたり 本を読んだりした ものを まとめただけです。  引用については 今までの仏教の勉強会ブログ に その都度書き込んでいます。 本: で 始まる記事が 引用に 相当します。

1 仏教 という言葉の 定義  宗教はなんですか ときかれて 仏教ですと 答えられるような 宗教religion という カテゴリーには入りません。 社会学や政治学の カテゴリーに入るかもしれません。  ブッダが発明したと思われる 2重社会のことを指します。 仏教とは ブッダが考えた2重社会の仕組み と 定義できる。

2 2重社会とは サンガ(出家集団)と在家のことです。 なぜ2重社会が必要と考えたか。人が困っていると訴えてきたとき ちゃんと答えてくれる 人々を養成するためです。

3 ブッダの生きていた2500年前の北インドでは 人が困っているとバラモンに相談するしかなかったが それが いい加減だと ブッダには見えていた。

4人々の困難 苦痛は 生活し生きていくことで生じでいる。 その苦痛 困難が 生じる仕組みを 知り 説明することによって それを取り除くことができると ブッダは考えていた。

5説明するためには 勉強が必要であり 自身が禁欲的な自分の利益を考えない人格が必要と考えた。 そのためには 労働も結婚もしていては 人から搾取したり 欲で人を縛ったりすることになる。 そこで 別社会である出家集団 サンガ を 作った。

6サンガは働かないので生きていくための食料がない。そこで 乞食をした。

7サンガは結婚しないのでサンガの人口が増えない。自然消滅する。 そこで在家から出家させてサンガのメンバーに取り込んだ。その取り込む儀式が具足戒である。 

8仏教が現代まで続いているのは 2重社会を作って 欲をコントロールしてきたからである。

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