2022年6月30日木曜日

本 ヴァルター ベンヤミン ベンヤミンアンソロジー 山口裕之 編訳 河出書房

 知人が大学で哲学をとりベンヤミンを勉強したと言っていたので 読んでみることにした。

言語一般について また 人間の言語について と 興味の引くテーマだ。早速読んだ。

p9 この 「自己」こそが精神的本質である。これによってまず 自明のことと考えられるのは、言語において自己を伝達する精神的本質は 言語そのものではなく、言語とは区別されるなにかであるということだ。


ここで 思い出すことがいくつかある。

紀元前500年頃のブッダの時代の五蘊。眼耳鼻舌身。   紀元頃の般若心経の 無受想行識 無眼耳鼻舌身意。  現代の実画像とメタデータや メタバース。   哺乳類や人間にゆるされた言語を使ったコミュニケーション は 鳥類にも見られる事実。


などなど ベンヤミンが独自に見出したことのようにみえるが 大昔から 現代まで 多くの人が気づいていたことかもしれない。 そんなことを思った。 また私の連想ゲームだ。

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