2022年7月7日木曜日

宗教と音楽 律(旋律の律より戒律の律) 動揺赤とんぼ ペンタトニック

すでに誰かが述べていることかもしれないが 動揺赤とんぼを 歌って ふと 思ったので あえて書きとどめておく。


 宗教と音楽は関係が深い。いくらでも例がある。一方音楽は宗教宗派に 無宗教者を誘うために使われることが多い。

周りを見てみよう。 バッハは教会音楽をいくつも書いている。カンタータなどなど。ヘンデルのオラトリオも有名だ。 儒教の鐘。浄土を描いた絵のいろんな楽器。 比叡山などの日本仏教の声明。 クリスマスの音楽。 などなど。 音楽と宗教は切っても切れないようにも見える。人間の欲望を駆り立てるなにかの力をもっている。 初期の仏教では逆にそのことを嫌っておんぎょくをさせない律もあるようだ。 

では その力とはなにか。 五蘊(眼耳鼻舌身)とは違うようにも見える。

音楽で好むものと好まないものがある。心地よいものと気持ち悪いもの。不快に感じる音。不快に感じる和音。緊張する和音。 一つの音だけでなく 2つ以上の音が重なると いろんな感情をくすぐることになる。  

ギターの先生からペンタトニックを習っている。 ファとシないスケール(ヨナ抜き) で ギターのどのポジションで どの弦で 引くかということを 習っている。 相対的なもので 主音がCでもGでも なんでも ヨナ抜きで引くと とにかく心地よいのだ。 とても不思議なかんじがする。 ヨナ抜きは 長調の3和音(ド・ミ・ソ)と短調の3和音(ラドミ) それに レの 音を加えたものである。  

動揺赤とんぼのメロディーは 全くヨナ抜き だ。 ハ長調ドレミにすると ソドドレミソドラソラドレミ となる。 ヨナ抜きでしょう。 それが 心に響き 心地よいのだ。不思議だと思いませんか。

音楽を使って宗教や宗派に 人を引き込むようなことは したくはないが 考えてみる価値はあると思っている。

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