2022年7月5日火曜日

仏教の総論 から 日本の仏教について むずかしい仏教用語 むずかしいおきょうさん

 まえに 仏教は 2重構造の社会の仕組みを ブッダが考えた と 書きました。

出家と在家という2重構造です。  もう一つブッダが考えたことは 法 です。 因果いんが ということを 頭に浮かべると どんどん 考えが 深くなるということです。 法は 仏法僧 の 法 です。聖徳太子も述べている 法 です。 現代人が考える法律ではなく 法則にちかい 考え方です。  これがあるからそれがある とか これの前には こうだったから今はこうなのだ とか 因果いんが が 必ずある ということです。 時間の流れと似ていて逆向きにはならないです。 と ブッダは発見した または 考えたのです。

その因果をつかって 考えるのが 出家です。 ブッダの頃は 出家は 考えるが 在家は ほとんど考えない。 在家がこまったら よく考える人の集団である 出家に お伺いを立てていました。  その時 在家が出家に対してお礼するのが 布施おふせ です。 一方 在家から出家にわたすものに 食べ物があります。 乞食(こつじき)です。 こちらは 出家は働かないので食べるものがありません。 だから 出家が在家に食べるものをこう くれと言うのです。 礼儀では お互い無言です。

日本に伝わった仏教は 大乗仏教で 出家が 在家に対して 良いことをする という 宗教に変化したものです。 さらに 仏教の考え方に基づいて 天皇家などが 被統治者に良いことをする 国家を統治する ということに 使われました。 さらに 出家と在家が曖昧になっていきます。 鑑真が日本に出家を作ろうと 日本に やってきましたが 時すでに 遅し。すでに、天皇家が 仏教を利用していました。  国家が 被統治者に 良いことをする ということから 仏教が 被統治者に 良いことをする というように変化していきます。  日本の現代の仏教の 特徴は 出家と在家が あいまい。 人は 仏さまになにか良いことをしてもらうという考え。が 特徴です。


出家が在家の相談に答えるために どんどん勉強します。 因果をつかって 考えます。 新しい仏さん 新しいお経さんが できていきます。 在家も 出家を より 頼るようになります。そして 仏教は変化していきます。

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