アマルティアセンの考え方について
普遍的価値としての民主主義 と言う章のなか
の 文章(ページ123)
ーーーその点をはっきりさせるために、私たち
は方法論にかかわる問いから始めましょう。普
遍的な価値とは何であるのか? ある価値が普
遍的であるとみなされるためには、すべての人
々の合意が必要なのか?という問いです。
もしすべての人々の合意が必要とされるなら
ば、普遍的な価値というカテゴリーは中身が空
も同然です。なぜならば、これまでに誰も反対
したことのない価値など私は知らないからです
。あるものが普遍的な価値を持つとみなされる
ために、すべての人々による普遍的な合意は必
要でないと、私は論じたいと思います。 ある
のもに普遍的な価値があるという主張は、世界
中の誰もがその価値を認める理由があるにちが
いないと言うことなのです。ーーーー
難解な文章ですが、センの考え方の基本だと私
は思っています。 普遍的な価値は最初から存
在しているものではない。議論や経験や考える
ことによって普遍的な価値ができあがるものと
言っていると 私は理解しています。
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