2020年1月27日月曜日

国家と上座仏教 タイの政教関係 矢野秀武著

北海道大学出版会 2017年第一刷
この本は読みづらい。
 近代国家は信教の自由を認めている と いう先入観。
 上座仏教がヨーロッパ的な宗教 の 一つではないかという先入観。
 その2つの先入観で勝手に悩んでいる所から 出発している。点である。
 上座仏教のサンガは律でなりたち経済活動はしない。食はもらい物、個人は子孫を残さない。ヨーロッパ宗教の救済的な考え方はしない。国家は人が作ったものである。

 ヨーロッパ的な国家は キリスト教的な倫理観を持つ。 国家は 信教の自由を保障しているが思想の中の宗教信仰の自由である。

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