2021年1月24日日曜日

本 仏教の誕生 佐々木閑 著 河出新書

 p124 最初の説法

 どうして 説法をはじめたのか 私は 納得がいかない。

 釈迦は、自分の心の苦悩を自分で消したいと思って修行の道にはいり、そして自分自身の心を変える努力をした結果として、ブッダガヤの菩提樹の下で悟りを開きます。そして、苦しみを消すためのその道を他の人たちにも教え、彼らを救いたいと願うわけです。その思いを「慈悲」といいます。そして仏教という宗教を作りました。仏教は釈迦というリーダーを中心とし、そのリーダーが今までやってきた体験を追体験したいと願う人たちが集う組織です。サールナートの地で5人の修行者に説法したことから始まった仏教は、やがて弟子の数もふえて大きな集団となります。これが仏教という宗教のコアになっていくわけです。


仏伝や仏教遺跡として 観光地となっている 名前がでてきます。いかにも 本当のようですが 他の人を 救おうという 発想がどうして 出てきたのか 私にはわからない。

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