議論好きなインド人 アマルティア・セン 明石書店 の まえがきより
【 ーーーラーマーヤナーーー のなかで、かなりのページが割かれる一人の学者ジャーヴァーリは、ラーマを神として扱わないだけではない。ラーマの行いは「愚かなもの」、かれの言葉では「とりわけ智者、賢者にとっては、ふさわしからぬ」ものとされる。物語でジャーヴァーリは説得に応
じてこの非難を取り下げるのだが、そのまえにかれは「来世などなく、そこに到達できるがごとき宗教的実践など存在しない。神の崇拝、供犠、贈与、刑罰についての掟、これらはすべては、もっぱら人々を支配せんがために、狡猾な者どもによって経典に定められたのである」と、ながながと
主張を披瀝する。】
ブッダは様々な賢者と出会っている。ブッダの考え方は この学者ジャーヴァーリと近い。 驚きである。 人間の考え方は、多様で今の時代と異なるものではないと 気づかされる。 この本も、ラーマーヤナもかじりばかりで、深く考えることができない、自分が情けない。
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