2019年11月7日木曜日

本 東アジア仏教史 石井公成著 岩波新書

第八章 仏教統制と檀家制度
 キリシタン 島原の乱
 日本人全員が特定の宗派の寺に属する
 諸宗寺院法度
第八章 客観的仏教学と仏教批判 の 節
江戸時代の仏教に関係したことが 書かれていて、身近な仏教が日本でどんな風になっているのかがわかりやすく書かれている。
 ここに書かれている キーワード を 並べてみる。
朝鮮朱子学儒者の林羅山 の聖徳太子に 論難
荻生徂徠 激しい聖徳太子批判 古代の儒学 中国と日本の違いを言葉の分析で
富永仲基 仏教や儒教について客観的な研究 新しい説はそれ以前の説を凌駕しようとするという「加上」の原理 出定後語1745年 同じ仏教でも天竺、中国、日本の国民性を反映して異なっている。
本居宣長から平田篤胤 仏教を異国のけがれた教え 大乗経典は釈尊の説でない 国学者
水戸藩主水戸光圀 朱子学 仏教批判 領地内の寺院整理 神仏混淆を禁じる 廃仏毀釈へ
庶民の仏教信仰 江戸の浅草寺 大坂の四天王寺 名古屋の大須観音  境内や周囲の芸能 仏教を冗談の種にした見世物

そのあと明治から太平洋戦争についての日本の仏教については
本 禅と戦争 禅仏教の戦争協力 ブライアンアンドレ―ヴィクトリア著 エイミールイーズツジモト訳 えにし書房  が 参考になる。

現代の仏教については ひとそれぞれ。キリスト教とイスラムの対立 戦争 や 暴力の 現実 から 分かりにくい仏教に 救いを求めたり 仏教の修行や考え方に 解決策を見出そうと する ことが 流行っている。 瞑想、マインドフルネス、唯識、禅、ヨーガなど。 いずれは流行は下火になる。ブッダは自分で考えよと 言っている。 

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