2020年9月6日日曜日

UPASAMPADA テーラワーダ仏教の出家作法 タイサンガの具足戒、比丘マニュアル 中山書房仏書林(文京区湯島)

 タイが大きく揺れている。一方 王様のいる国、仏教国 軍事政権、政党政治、若者の王様批判など 。山田長政など日本との関係は古いのに あまりに知らないことが多い。 

ベトナムは社会主義国家で仏教国 で その仏教は 日本と非常によく似ている 大乗仏教で 観音信仰、達磨信仰 の ようだ。 そのすぐ近くのタイの仏教はどんなんだろうと思う。王様と仏教の関係てどんなんだろうと思う。 日本は平安中期まで 天皇中心の国で 仏教は鎮護国家の役割を果たしていた。 仏教が 個人的な 信仰の役割を果たすのは平安中期以後だ。しかし、江戸期には税徴収と言う役割を仏教がになっていた。 昭和初期の軍事政権では禅宗によく似た仏教や阿弥陀信仰が精神的な基盤を支えた。 

タイは世界のほとんどの国が 民主主義政権となっても いつまでも 王様のいる国で仏教国だ。 日本人から見ると とても不思議な国だ。

この本はその不思議を解く本だ。 仏教が 日本で考える一つ宗教だと 思ってしまうと タイの仏教は理解できなくなる。 一つの国の中に 仏教徒と非仏教徒 が おり、 仏教徒は 出家と在家がいる。 タイの王様は仏教の中で何なんだと言う疑問。だ。テーラワーダ仏教と言うのは 出家者と在家者がいる社会構造であると考えやすい。役人と労働者階級がいた共産主義ソ連 の ような 社会構造 である と言う 風に 考えると 考えやすい。

具足戒というのは 在家者が出家集団サンガのメンバーになるための 重要な約束事だ。 比丘は サンガのメンバーの事。結婚はせず、子供は作らず、生産活動などの労働はしない。

以上のことを前知識として知っておかないと タイという国や テーラワーダ仏教 を 理解すくことは難しい。



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