2022年11月13日日曜日

本 インド密教史 田中公明著 春秋社

 日本の仏教:浄土真宗などの阿弥陀信仰、お大師さんの真言密教、比叡山の天台密教から出た宗派、お不動さん、神仏混交など土着の神さんと仏教の宗派と結びついたもの、観音さん、お薬師さん、弥勒さん、お地蔵さん、弁天さん、葬式仏教、葬儀社仏教 など 周りをみても 結構幅広い。ブッダの初期仏教に近いテーラワーダ仏教上座仏教は ほとんど見られない。 最近はマインドフルネスや唯識など 仏教系の思考もはやりだ。

 スリランカ、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジアなどは テーラワーダ仏教上座仏教が多い。 中国、ベトナム、韓国、台湾も 大乗仏教系が多い。チベット、ネパールは日本とは少し違う密教系だ。

当のインドは 初期仏教から密教に代わりそして 仏教信者も仏教サンガもほとんど 無くなってしまっている。

暴力的、性欲の崇拝や秘密、死後の世界を信じるなど 初期仏教には見られない 部分を持っている 密教。その源インドの密教は ぜひとも知っておく必要がある。 また 密教系の仏教が広がる先は 仏教の消退かもしれないと インドを見るとそう思ってしまう。 だから インドの密教を知ることは重要なことではないかと思う。

 と 私の以前からの考えだ。


 

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