2023年7月22日土曜日

本 阿弥陀仏と浄土 親鸞が歩んだ道 内藤知康著 法藏館

 仏教学には 考古学的な学問と 宗学という 2つの分野があります。 この本の 刊行にあたってという まえがきに  内藤知康先生が龍谷大学の文学部宗学科で開講されている 真宗学概論 を     と書いてあります。 この本は 宗学の本なのです。

 最近は仏教の考古学的な発見が多く学問が変化しています。  

 宗学もどうなることやら。

2023年7月19日水曜日

虚数という考え方と 空という考え方。

空は理解できないがもし空という考え方を定義づけしてしまえば 実際の世界 色の世界と同じ思考経路で考えてもよいかもしれない。 

高校2年で習った虚数を思い出してほしい。2乗したときー1に等しくなるような数は、もし存在するとすれば実数の外の世界にあるははずである。として想像上の数iが考え出された。そして文字式と同様に計算ができ、i2乗が現れたらー1に置き換えると約束しておいた。

物事が色の世界で法にもとづいて起こっている。空の世界を定義することによって物事が空の世界で法にもとづいて起こっている。 色の世界と空の世界を行き来するのは 色即是空 空即是色という定義である。

そのように空を理解すればよいのではないか。空の世界があると定義してしまえば 簡単だ。考えても答えはでない。そのように考えると便利だから空の世界を定義したのだ。

2023年7月15日土曜日

ふと思った 絶対他力は変

 布教活動で見られる悪いパターン

1脅す

2存在するはずもない奇跡を見せつける

3力をそいで全く抵抗できない考えることができない状態に対象者をしてしまう

4全くの知的障害者

5快楽金銭欲などの欲求を満たし続ける

6だまし続ける

1〜6の状態に人間をおとしめればたやすく神を信じさせることが出来る。あるいは神におすがりする。

しかし1〜6の状態にしないのが良いではないか。

1〜6は人間が人間にしてしまうことができるものではないか。人間がやってはいけないことではないのか。


2023年7月10日月曜日

本 般若心経 佐々木閑 nhk100分で名著Books

 知人が貸してくれた。本だ。仏教の歴史、特に大乗仏教とテーラワーダ仏教の違いが明確に書かれている。

更に 日本特有の 考え方とその危うさが書かれた箇所がある。

p26-p27

「頂きは一つ」ではない

日本の仏教ではよく 宗派は違っても めざす山の頂は一つ などと言って根本部分の共通性を強調します。、、、、、、、、、、、

 これは仏教宗派はに限らず日常偉そうな誰かさんが悟ったような顔をして言っていますね。  

気をつけないといけませんね。 違う意見をむりやり無視して自分の考えに引き込んでしまうことに利用されたりします。どうしても統一の理論があるのではないかと思ってしまうことがありますね。  反省です。自分はそんなに偉くはないのです。

2023年7月6日木曜日

本 既刊民族学57 国立民族学博物館 監修

 



つくられる伝統 川田順造さんの記事。 文字のある社会での 歴史 に対比して
文字を持たなかった社会の歴史 ローグ・ン・ミキ のことが 書かれている。
漢字のある中国や朝鮮半島から伝わった大乗仏教 と 口伝で存在しているテーラワーダ仏教(今でも結集がある) 。 仏教を考えるにあたって 文字のあるなしと いうのは とても大事な視点でなかろうか。その意味で この記事はとても参考になる。