2020年7月2日木曜日

本 パーリ仏典入門 片山一良著 大法輪閣

お経の整理
この本は パーリ語の経典 ニカーヤを中心に書かれている。
ニカーヤはディーガニカーヤ マッジマニカーヤ サンユッタニカーヤ アングッタラニカーヤ グッダカニカーヤ に 分けられている。
 日本語では長部経典 中部経典 相応部経典 増支部経典 小部経典 
 
漢訳では
長阿含経 中阿含経 雑阿含経 増一阿含経 に分けられている。 この漢訳の中に小部経典はふくまれてはいない。

パーリ語も漢訳も 内容というより お経の長さで分けられている。 パーリ語は口に出して伝えていくもので 長さリズムが大切なのだと思う。 バラモン教の口伝と似ている。 漢訳は文字だ。口伝にくらべ変更しやすい。また権力者が利用しやすい。と 私の感想だ。

 有名なダンマパダ、スッタニパータは 小部経典グッダカニカーヤに出てくる。ジャータカも小部経典にでてくる。

お経はそのほかに無数の大乗仏教の経典、サンガの生活の規則がかかれてた 律蔵、経典を論じた論蔵 浄土真宗特有のおふみ手紙 など たくさんある。


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