変わるイスラーム レザーアスラン著 藤原書店 P177
第5章正しく導かれた者たち ムハンマドの後継者たち
p177
そういうわけで、アブーバクルはカリフに就任するとすぐ、「ウンマ」のメンバーの前にたって謙虚にこう宣言した。「政権担当を委ねられた私を見よ! 私はあなた方の適任者ではない。みなさんの助言と助力が必要だ。私のやり方がよければ、私を支援してくれ。私が間違いを犯したら助言してくれ、、、私が神アッラーと預言者に従っている限り、私に従ってくれ。私が神と預言者をないがしろにしたら、私はあなたがたに服従を求める権利はない」
今になってみればムハンマドの後継者選びは、脅しや不正行為だらけの混沌とした出来事だったように思われるかもしれない。控えめに言ってもそのプロセスは八百長だ。だが、それにもかかわらず、これは一つの前進だ。ナイル川からオクサス川以遠まで、そのような主権在民的な実験は、想像さえされたことがなく、ましてや試みられたことはなかったのだ。
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一神教の預言者や仏教の創始者であるゴータマさんが 完璧な 教えを 開いたわけでは ないと 思う。
イスラームを発展させる プロセスが ここに かかれていた。では
仏教の結集はどんなプロセスだったのだろう。