2019年8月3日土曜日

本 牛頭天王信仰の中世 鈴木耕太郎著 法蔵館

読みにくい本だった。祇園祭を理解したいために読んだが、さっぱり。
八坂神社は元は祇園社。スサノウノミコト の 前が 牛頭天王が祭られていた。 牛頭天王の話に蘇民将来が出てくる。  祇園祭のちまきに蘇民将来子孫也と書かれて紙が入っている。
表面上は そんなところだ。
 作者は辛抱強く文献を調べ上げている。
引用文献を見ていると わからな過ぎて腹が立ってくる。
私の感想
 こんなんしらんやろ、ほんまはこうやったんや。と貴族にばかにされた田舎もんが貴族の作り話を信じてしまう。その作り話ときたら 漢文のような日本語のようなようわからん文字が並んでいる。意味不明。馬鹿にされると余計に知ったかぶりをしたくなる。
 祇園社の牛頭天王 :繰り返し出てくる。祇園社は仏教寺院のようでそうではない。牛頭天王は天皇家と親せきのようでそうでない。
 
 日本書紀がつくられるまでに 日本列島には いろんな人々がいた その ながれ で 祇園社、牛頭天王が 場所、神さんと して 現在まで残っているのだろうと思う。
ずっと前からいた 人、 波状的にやって来た人。侵入経路も数も 仏教も儒教も神さんも いろいろ。 意外と戦争はきらいで 信じやすくほかの人も大切にする。 先祖は大切にする。  その中で天皇家だけは 男系で特別大切にされる。特に阿弥陀や観音を信じていたグループ。  それをサポートする 別の貴族たちは女系で作り話が上手。神さんでも なんでも よい。 
 祇園社の牛頭天王は そんな人に支えられ 現在に至っているように思う。 祇園社と仏教系の名前がついているが 東大寺のように天皇家が作ったものではないので、仏教とは関係が薄い。

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