この本は著者の最新の仏教の考え方 研究を書いた本だ。とくに 仏教はほかの世界宗教に比べ多様性に富んでいる。特に仏教と言語という章では各言語と仏教の関係が目次のように書かれている。中国仏教、日本仏教、テーラワーダ仏教に対する記述も多い。
さて 私は 仏教はインドから中国 日本に伝わるにつれて 翻訳されたり 文字であらわされたりしてきた。 その間に それぞれの文化に適応するかの如く 現代まで生き延びてきたのではないかと 思っている。
日本列島に中国大陸や朝鮮半島から波状的にたくさんの人がやってきた弥生時代や古墳時代がある。 その際 既存の縄文人が次第に やってきた外国人と癒合しながら時代が進んでいった。その中で中国大陸から文字を持った外国人は ことさら 勢力は強く文字を持たない縄文人は 次第に追いやられていった。宗教も文化も生活圏もすべてにおいてである。 現在日本人と呼ばれる人とアイヌ人と呼ばれる人が日本列島に存在する。日本人は文字を持ち圧倒的にアイヌ人より数が多い。アイヌ人は文字を持たない。日本人の文化は多様で力強い。アイヌ人の文化は多様ではなく力は弱く数が少ない。 文字がかなりの影響があるのではないかと私は思っている。
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