2020年3月7日土曜日

円仁の唐 私のメモ2 日本仏教の大きな分かれ目が 遣唐使廃止の時。 

円仁は日本では 最澄の天台宗

唐に行く  唐は 五台山を中心とした天台宗 竹林寺は五台山天台宗とは別の宗派インドの高僧が訪れている、惟暁 惟正が 具足戒を受けている。惟暁は後に唐で死亡。
唐の仏教は 天台宗(法華経を重んじる) が中心。 それ以前の仏教竹林寺の宗派(インドと関係が深い、100歳の具足戒ができる僧がいる)。 新興の真言密教。お経を軽んじる禅宗。

英訳したライシャワーさん。 円仁が最澄の天台宗だったことを知っている。 しかし、具足戒、得度、灌頂の 区別がつかない。 天台宗を カトリックと よく似た宗教と考えている。 ローマ教皇ほどではないが 唐王朝と天台宗の密着はかなりのもの。天台宗は王朝の仕組みと並行して階級社会。 天台宗そのものが階級組織で権威主義的 結構見せかけ重視。  のちに そのことが唐王朝に嫌われ 仏教弾圧となる。そのころ 惟暁が病死する。天台宗が滅ぶ、円仁は天台宗が滅ぶのをみながら 日本に帰る。 唐にいるときは 天台宗にぞっこん。
さらに、新興の真言密教も学ぶ。禅宗は粗悪でこの時は学んでいないかも。 

円仁は日本に帰って 唐の仏教すべてを持ち帰る予定だったが 天台宗と密教だけを持ち帰る。具足戒を受けた惟暁が病死したため 具足戒をできることが日本で不可能になった。その後は 日本で天台密教が 標準の 仏教となる。比叡山は意図的にそうしているのか 具足戒ができないので 仕方なく天台密教にしているのか どちらかは わからない。日本は中国やインドともう国交がないので、具足戒ができる僧侶を招くことができなくなっている。

1 件のコメント:

  1. 仏教サンガでは階級はない。比丘、預流、一来、不還、阿羅漢があるが これ軍隊のような階級ではなく、学習度合いなのだ。まして、ほかの人が見えるわけではなく 自分が自慢するものではない。自分が阿羅漢だと口にする人は阿羅漢でないのだ。

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